せっかくいいお相手に出会えても、なんとも思わなければご縁は生まれません。

TVドラマや人から聞く話では、初対面の時から運命的な出会いだったように語られることが多いですが、実際そんなことはないです。
初対面でキャーキャー騒いでいたような当事者であっても
内心では、そこまでボルテージが上がっていないことがほとんど。
それが、時が経てば経つほど「最初から運命の出会いだった」と思えてしまうのです。
運命の人は、一目見てわかるとは限らない
「運命の人なら、会った瞬間に分かる」
そんなイメージを持っている人もいるかもしれません。
もちろん、初対面で「今まで会った人とは明らかに違う」と感じる相手もいます。
でも、実際にはそうとは限りません。
むしろ多いのは、
「なんとなく気が合いそう」
「なんとなく気になる」
「なんとなく、もう一度会ってもいいかな」
という、はっきりとは説明できない感情です。
この「なんとなく」は、とても小さな心の動きです。
だからこそ、婚活では見逃してしまいやすいのです。
初対面では、自分のことで精一杯になっている
お見合いや初対面のデートでは、相手のことをじっくり見る余裕がないことがあります。
「ちゃんと話せただろうか」
「変に思われなかったかな」
「自分はどう見られているだろう」
そんなことを考えているうちに、相手を見る前に時間が終わってしまいます。
特に「振られたくない」「良く見られたい」という気持ちが強くなると、自分をどう見せるかで頭がいっぱいになりがちです。
その緊張は相手にも伝わります。
お互いに緊張して、ぎこちない時間を過ごしてしまう。
そして、本当なら感じていたかもしれない「なんとなく」という小さな感情まで、かき消されてしまいます。
本来の自分」という素の姿を感じさせる暇もなく、時間が終わってしまったら、ご縁には繋がりません。
「恋愛対象かどうか」を初対面で決めなくてもいい
初対面で、「この人と恋愛できるかな?」と考えて答えを出す人もいます。
でも、相手のことをまだよく知らない段階では、恋愛対象になるかどうか分からないこともあります。
何度か会って、相手の人柄や考え方が分かり、安心できるようになってから、「この人を好きになれるかもしれない」と気づくこともあります。
最初は、一緒にいると楽しいけど「生理的に無理かもしれない」と思っていた相手と、何度か会ううちに距離が縮まり、ラブラブになることだってあります。
だから、初対面だけで「恋愛対象か、対象外か」を急いで決める必要はありません。
もし、
「なんとなく、もう一度会ってもいい」
と思ったなら、その小さな感情を大切にしてみてください。
2回、3回会うことで「なんとなく」が確信になる
初対面では、まだ相手の一部分しか見えていません。
2回、3回と会っていくことで、少しずつ相手の人柄が分かってきます。
話しやすい。
一緒にいて疲れない。
考え方に共感できる。
自分らしくいられる。
そんな感覚が積み重なると、最初は曖昧だった「なんとなく」が、少しずつ確信に変わっていくことがあります。
そして後から振り返ると、
「そういえば、初対面からなんとなく違った」
と感じるのです。
運命の人は、最初から「運命の人」と書かれた名札をつけて現れるわけではありません。
最初は、その他大勢の中にいる一人です。
「もう会う気がしない」も大切なサイン
一方で、無理にすべての人と何度も会えばいいわけではありません。
「いい人かどうか」は、初対面ではなかなか判断できません。
でも、
「この人とは、もう会う気がしない」
という感覚は、比較的早くわかりやすい感情です。
その場合は、無理に会い続ける必要はありません。
大切なのは、「もっと条件のいい人がいるかもしれない」と比較し続けることでも、「ドキドキしないから違う」と決めつけることでもありません。
自分の心が何を感じているのかを、丁寧に見てあげることです。
運命の人を見逃さないために
婚活では、相手を見る目を養うことばかり考えがちです。
でも、本当に必要なのは、自分の心が何に反応するのかを知っておくことかもしれません。
自分は、どんな人といると自然体でいられるのか。
何をされると安心するのか。
どんな会話に心が動くのか。
どんなときに「また会いたい」と思うのか。
婚活だけではなく、コンビニやスーパーで思わず手に取ってしまった商品、興味を惹かれた風景や言葉、楽しかったこと、嫌だったこと、その心の動きを観察しておくだけでいいのです。
それを知っていれば、まだ見ぬ相手と出会ったとき、小さな心のサインにも気づきやすくなります。
運命の人は、最初から分かるとは限りません。
だからこそ、
「なんとなく、もう一度会ってもいい」
という小さな感情を、見逃さないでください。

