【なぜうまくいかないの?】婚活は「曖昧さ」が重要

婚活アドバイスでは、
「具体的な結婚生活を考えましょう」
とよく言われます。
もちろん、結婚後の生活を想像することは大切です。
どこに住むのか。
仕事はどうするのか。
お金はどうするのか。
子どもをどうするのか。
ある程度のことを考えておくのは必要でしょう。
これは、具体的な結婚生活を想像することで、ふさわしい相手像をより明確にするという意味です。
目的がボヤっとしているよりも、ある程度明確な方が、何事に置いても目標に向かいやすいのです。
しかし、真面目な女性ほど、ここで少し頑張りすぎてしまうことがあります。
「結婚したら親の介護が必要になるかもしれない」
「もし病気になったら?」
「仕事を失ったら?」
「もし夫が働けなくなったら?」
起こるかもしれない未来を一つひとつ想定して、
「その場合はどうしますか?」
と、交際相手に確認していく。
本人は、真剣に結婚を考えているだけです。
できるだけ不安をなくしてから結婚したい。
後になって「こんなはずじゃなかった」とならないように、今のうちに確認しておきたい。
とても誠実な考え方にも見えます。
でも、ここに婚活の難しさがあります。
男女で捉え方が違う問題
例えば、
女性が男性に
「将来、親の介護が必要になったらどうしますか?」
と聞かれたとします。
女性は、
「家庭を最優先にします」
「施設への入所も考えます」
「できる限り一緒に対応します」
そんな答えを期待しているかもしれません。
でも男性からすれば、
「そもそも介護が必要になるか分からない」
「必要になったとしても、どんな状態になるか分からない」
「その時の自分たちの仕事や生活も分からない」
だから、
「その時にできることをするしかない」
としか答えられないこともあります。
すると女性は、
「この人は何も考えてくれていない」
「私や家庭を大切にする気持ちがないのかな」
と不安になる。
しかし、真面目な男性ほど、
「まだ起きてもいないことを、今約束しなきゃいけないの?」
と責任を押し付けられるように感じてしまう。
同じ質問をしていても、求めているものが違うのです。
女性が本当に知りたいのは「未来の答え」ではない
実は、
「介護になったらどうする?」
という質問の奥には、
「この人は、どんな状況になっても私や家庭を大切にしてくれる人なの?」
という不安が隠れていることがあります。
つまり、未来の具体的な答えが欲しいというより、
「私はこの人に大切にしてもらえるのだろうか」
という安心が欲しい。
「僕がなんとかするよ」
「なにがあっても二人で乗り越えよう」
そう言ってくれる男性なら、安心するかもしれません。
こう言ってくれる男性が、あなたを大切にしているかといえば
それはまた別の話です。
男性は、背負わされるものが多いと逃げる
例えば、
3回目のデートで、男性から
「うちの両親も60代。今は元気だけど、明日も大丈夫とは保障できない。育児と介護が両方一気に来るかもしれない。勤め先の企業も安定しているけど、このご時世いつ倒産するかは誰にも予測できない。それでも一緒にいてくれますか?」
などと細かくマイナス要素ばかり告げられたらどうでしょうか。
男性が言っていることは、誰にでも起こる可能性のある当たり前のことなんですが
その事実が起きる・起きないではなく
マイナス要素ばかりに着目している性格と
結婚生活が困難になっても一緒にいるという「保障」を今しなければいけないことが不安にならないでしょうか。
「それでも一緒にいますよ」
と言ってしまったとき、
もし本当にそういう事態に陥った時に男性から
「先に伝えておいたよね?その時いいって言ったよね?」と
詰め寄られてしまったら、悩むことも許されない雰囲気になるのではないでしょうか。
同様に
男性に将来の不安について色々尋ねて結果を求めることは
男性にとって
「この人の不安な人生の責任を背負わされるのではないか」
と重荷に感じてしまいます。
一つ二つなら、女性の要望に応えようとしていた男性も
あれもこれもだと、重荷に耐えられず逃げてしまいます。
婚活には「曖昧さ」も必要
結婚は、
条件を満たす相手を選ぶ契約ではなく、
分からない未来を二人で引き受けていく関係です。
他の契約ごとのように
ありとあらゆるリスクを想定して
事前に契約書に認めておくような性質のものではないんです。
すべてを明確にしようとしすぎると、結婚はどんどん難しくなります。
まだ分からないことを、
「分からない」
としておく。
まだ決められないことを、
「その時に二人で考える」
としておく。
これは、いい加減なことではなく
「まだ起きていない未来を、今の二人だけで決めきろうとしない」
ということです。
いつか介護のときがきても
リストラされることがあっても
乗り越えていけるか、そうでないかは
それまでに積み上げてきた2人の関係性で決まります。
人は、大切な人になにかあったとき、そうそう無碍にはしないものです。
結婚は、未来を完璧に予測してから始めるものではありません。
分からない未来を、一緒につくっていくもの。
だからこと、お互いの日々の努力が大切なのです。


