婚活をしていると、なかなか相手が見つからない人ほど、理想の条件が高くなっていることがあります。
誰からも好かれそうな人、ハイスペックな人、周囲が羨むような人。
もちろん、魅力的な相手を好きになること自体は悪いことではありません。
ただ、恋愛経験が浅い人ほど、「社会的に魅力的な人」と「自分にとって相性の良い人」を混同してしまうことがあります。
今回は、恋愛初心者が陥りやすい相手選びの落とし穴について考えてみます。
恋愛初心者は「社会的に魅力的な人」を選びがち
恋愛経験が浅い人は、相手の魅力を比較的わかりやすい条件で判断する傾向があります。
例えば、
- 誰からも好かれそうな人
- ハイスペックな人
- 周囲が羨むような人
- 見た目が華やかで魅力的な人
男性なら「年下で可愛らしい女性」。
女性なら「経済力のあるイケメン」。
こうした相手は、多くの人からアプローチされる可能性があります。
そのため、恋愛経験を積む機会も多く、異性とのコミュニケーションや距離の縮め方など、恋愛スキルが高くなりやすい面があります。
一方で、恋愛経験が浅く、異性との関係を築くことに慣れていない人は、条件以前にコミュニケーションの段階で選ばれにくくなることもあります。
つまり、理想の相手を追いかけているつもりが、実際には競争の激しい相手ばかりを選んでしまっているのです。
社会的な魅力と、個人的な魅力は違う
ここで考えたいのが、「社会的な魅力」と「個人的な魅力」の違いです。
社会的な魅力とは、周囲から評価されやすい魅力のこと。
例えば、年齢、経済力、地位、外見、学歴など、比較的客観的に評価される要素です。
一方、個人的な魅力とは、自分にとって心地よく、一緒にいたいと思える魅力です。
- 無理せず自然体で過ごせる
- 一緒にいるだけで幸せを感じる
- 会話のテンポや感覚が合う
- 自分の欠点や弱さもさらけ出せる
- 相手の不器用さも愛おしく感じる
こうした魅力は、他人から見ればそれほど目立たないかもしれません。
しかし、自分にとっては何にも代えがたい魅力になることがあります。
誰にでもモテる人が、必ずしも自分にとって最高のパートナーとは限らないのです。
結婚しやすい相手は、自分と同スペックの相手?
婚活では、年齢・経済力・地位・外見・恋愛スキルなどが、自分と近い相手を一つの目安にすることができます。
いわゆる「同スペック」の相手です。
自分と近い立場の人は、生活感覚や価値観が近かったり、お互いの状況を理解しやすかったりすることがあります。
もちろん、スペックが同じだから相性が良いとは限りません。
ただ、社会的な魅力ばかりを追い求めるよりも、自分と近い相手の中から個人的な魅力を見つけていくほうが、現実的な婚活につながる場合があります。
大切なのは、相手の条件だけを見るのではなく、自分との関係性を想像することです。
自分と同スペックの人が恋愛対象にならないなら?
もし、自分と同じくらいの年齢、経済力、外見、社会的立場の人が、どうしても恋愛対象にならないのであれば、婚活はかなりハードになるかもしれません。
その場合、考えられる方向性は大きく三つあります。
① 自分磨きで魅力を高める
外見、コミュニケーション、生活力、経済力など、自分が改善できる部分を見直してみる。
相手に求める条件だけでなく、自分が相手に提供できる魅力も考えてみることが大切です。
② 出会いを増やして、相手を見る目を養う
人と関わる経験が増えると、第一印象だけではわからない魅力に気づくことがあります。
自分がどんな人といると心地よいのか、どんな関係を築きたいのか。
実際に人と関わることで、自分の好みや価値観も明確になっていきます。
③ 「理想の相手」の見方を変える
誰からも羨ましがられる人ではなく、自分にとって心地よい人。
条件が良い人ではなく、一緒に生活を築いていける人。
理想の相手を探すのではなく、自分に合う相手を見つけるという視点に変えてみることも重要です。
恋愛経験の浅さは、自己理解で補える
ここまで恋愛経験について触れてきましたが、恋愛経験とは、単に交際人数が多いことではありません。
相手を理解しようとした経験、自分の弱さや欠点と向き合った経験、衝突しながら関係を築いた経験、別れや失敗から学んだ経験。
そうした人との深い関わりが、自分の「好き」や「心地よさ」を教えてくれます。
そして、恋愛経験が浅くても、自分を客観視する力、いわゆるメタ認知力があれば、自分の感情や価値観を理解し、相手選びに生かすことができます。
「なぜ自分はこの人を好きなのだろう?」
「この人と一緒にいると、どんな自分になるのだろう?」
「相手の条件に惹かれているのか、それとも人柄に惹かれているのか?」
こうした問いを持つことが、相手選びの精度を高めていきます。
「魅力的な人を選びたい」から「この人と一緒にいたい」へ
婚活では、理想の相手を追い求めることに夢中になり、自分が本当に求めている関係を見失ってしまうことがあります。
誰からもモテる人が、自分にとって最高のパートナーとは限りません。
社会的な魅力と個人的な魅力を区別し、自分なりの相手選びができるようになると、婚活はもっと現実的で、豊かなものになっていくはずです。
「魅力的な人を選びたい」から「この人と一緒にいたい」へ。
その視点の変化が、結婚への道を近づけてくれるのかもしれません。


